シングルコイルのPUは構造上どうしてもノイズが出ます。
蛍光灯やステージ照明、その他様々な電機製品からノイズを集めてしまうのです。
ブーンと言うハムノイズ。
ジーとかシャー系ノイズ。
演奏中マイクにさわると感電する。
ハムバッカー搭載ギターの場合は3番目を除いてあまり気にならないと思いますが、この3番目の感電も完全なシールド処理をして弦アースを外してしまえば、発生しなくなります。
ただし、ノイズも音の成分の内と考えた場合は音が変わったと感じますのでご注意下さい。
ドータイトによる加工例
一般的にはコントロールやPUのザグリ内に加工を行いますが、当店では配線用の穴やPUカバー内側まで完全にシールド加工します。
これにより外的ノイズをほぼシャットアウトし、大音量時にも演奏を妨げません。
上記の写真はピックガード裏が白く見えますが、実際はアルミシートが貼ってあります。
完全なシールド加工完了後、実際に悪環境下でテストを行い効果を確認しています。
ほとんどの場合、弦アースは必要なくなりますので外す事が可能です。これにより感電の心配はなくなります。
使用しているドータイトは藤倉化成のFN-101で、アクリルベースのニッケルフィラータイプです。
ギターメーカーなどでもよく使用されているXC-12よりも抵抗値が低く(約1/10)大変信頼性の高いタイプです。100ccに小分けした物を販売しています。
銅箔による加工例
通常はドータイトで加工しますが、塗装の状態により使用が困難な場合は銅箔を使用する場合があります。
抵抗値はドータイト仕様より若干少なくなりますが、当店のドータイト加工は非常に厳しい基準で行っているため、大きな差では無くシールド効果はほとんど差はありません。
作業時間は変わるため、料金が少し高く(8,400円~10,500円)なります。
パーツ | 無し |
工賃(税込) | 5,250円~8,400円 |
シールド処理は丁寧にやれば自分で行う事も可能です。
必要なドータイトの販売もしています。通販ご購入はこちらから