YAMAHA KX5 修理
・KX5の鍵盤修理 鍵盤一個(板バネ込)¥4400-5500 複数箇所は¥ASK
鍵盤アクションに板バネを採用しているYAMAHA製シンセにありがちな鍵盤固定用の爪(ツメ)破損。
KX5パーツのメーカー供給は終了しているため新品の入手は困難、標準サイズならDX7等のジャンクからパーツ取りをして修理もできますが、KX5の様なミニ鍵盤となると流通量が少なく(特にKX5は貴重)パーツ移植用のドナーが圧倒的に不足します。、
そこで考えた方法がDX7鍵盤の固定爪部分を部分移植する方法です。
その他のKX5定番修理メニュー
・バッテリーBOX ¥3300〜¥6600(税込) パーツ代込み
・アフタータッチ感度調整 ¥3300(税込)
KX5にはアフタータッチ機能が搭載されています。
これがKX5の大きな魅力の一つで、MIDI出力に表現力を加えて多彩な演奏を可能とするのですが、経年により非常に効きが悪くなるケースが多く、かなり鍵盤を強く押さないとアフタータッチが出力されない現象が起こります。※当然ですが逆のパターンもあります。
鍵盤を強めに押してグリグリする事になるため、これが爪破損の原因になる事も多いのです。
感度調整(実際に演奏しながら適度な調整を行います)を行えば自由自在にアフタータッチを出力することができるようになります。
※強め、弱めなどの弾き手の好みに合わせた調整も可能です。
・プラスチック部分の破損や塗装劣化の修復 ¥ASK
本体中央部とグリップ付近は金属パネルが使われていますが本体両サイドはプラスチックでできており、割れてしまったり塗装の劣化により下地が剥き出しのみすぼらしい姿になってしまうことも多いです。
また、割れに関してはストラップ脱落の危険もあります。
ひび割れ程度は接着して成形&塗装、割れている部分が開いていたり欠損している場合は裏側から当て板をするなどして、補強後にパテ填め成型、塗装を行うことできれいな見た目と安定感が戻ります。
左の写真は右側のサイドパネルです。
塗装の劣化が激しく、下地が出てしまっています。 この部分は材質がプラスチックなので、割れてしまうこともありますが、接着修復→パテ填め成型→再塗装で新品パーツと変わらないレベルで修復可能です。 KX5は現在では珍しい内部フレーム構造を持ちます。スイッチ類も大変丈夫なので弱点であるミニ鍵盤部の補修と外装パネル部分の見た目を回復すれば本体強度に問題は無く、長期にわたって愛用頂ける機材です。 |
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左の写真は再塗装を施した右サイドパネル。
実際に上の写真のサイドパネルを再塗装した物になります。 KX5(シルバー)のオリジナルカラーにぴったりと合う塗料(カラー)を見つけ出し、塗装方法もオリジナルの質感を取り戻す方法を確立しました。 サイドパネル再塗装は割れなどの修復が必要なければ、納期2日程度で完了します。 |
SONIXでは長年の使用でポンコツ化してしまい、廃棄を待つだけとなった楽器も買取して長年培ってきたリペア技術を活かして商品化しています。
「とにかく楽器を廃棄しない」ギターはもちろんですが、電子楽器も同様の考え方で対応しています。
その修復技術を用いて、上記ような状況になり使いたくても使えない楽器を可能な限り修復し、機能だけでは無く見栄えも回復して、愛器を長期間使用したい方のサポートをしています。
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