僕のブログ『そのヒゲリズム奏でる』の中で反響があり、今でも全国各地からお問合せをいただいている記事を紹介したいと思います。
記事はこちら。
タムを小口径バスドラムへカスタマイズ
では改めて編集してご紹介します。
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カスタムの依頼内容は「とてつもなく小さなバスドラムが超格安で欲しい!」といったものでした。
ベースになったのは納屋から出て来たという70年代あたりのPearlの12″のタム。
そして完成したのがこれです!
とても小さく、軽い、シングルヘッドで持ち運びにも便利。
「格安」ということだったので、中古のパーツを組み合わせて形にします。
スパーブラケットは同じく70年代のYamahaのパーツ、脚部はフロアタムレッグを流用。
足の広がりも絶妙。
安定感も問題無しです。
しかし、タイコが軽すぎてタイコが揺れ過ぎてしまいます。
そこはリフターの取り付け棒を床に接地させることで解消。
そして、このバスドラムのポイントはこれ!
コンテンポラネアのナパヘッド。
ブラジル打楽器のヘボロやタンタン、チンバウに用いられるヘッドです。
ヘッドのピッチも低く、ミュートも強い、シングルヘッドで低音を得るには最適です。
このヘッドのおかげでこのサイズとは思えない低音が得られました。
叩き手側では鳴りが弱く感じるのですが、シングルヘッドで反射の音がないからです。
聞き手側からはしっかりしたバスドラムサウンドを奏でてくれます。
シェル内はこのような不思議な構造。
パイプがズンズンと入り込んでいます。
が、これはオーナーからのこだわりのオーダー。
「ステージが狭いから段差に強いヤツが欲しい」
ということで、こうなります。
ほら、「段差に強いバスドラム」です!
といった、とても面白いバスドラムが完成しました。
本当は元穴のパテ埋めなど、やりたい事はまだいくつもあったのですけどね。
さて、このバスドラムからどんな演奏が生まれるのか、楽しみですね。
この記事からオーダーを受けました新たなカスタムモデルはこちらです。
TAMA SWINGSTARの13″タムをカスタムしました。
眠っている楽器、壊れた楽器、こうやって復活させてみてはいかがですか?
もうゴミかな?って思っていたドラムが息を吹き返します!
どんどんご相談ください!
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