最悪の事態、ネック折れ…折れてしまった物は仕方有りません。
大事なギターのネック折れ。
レスポールやSG等のマホガニーネックは簡単に折れてしまいます。
ギターをその辺に立てかけるのは絶対に止めましょう。
移動は必ずケース(可能な限りハードケース)に入れて、生では絶対に持ち歩かない。
ステージで暴れる場合も最後の冷静さは失わないようにしましょう。
意外と多いのが、子供さんが倒した(お父さんの場合)、部屋の掃除中に母親が掃除機で引っかけた(学生さんの場合)。
自分の部屋だからと言って油断は禁物です。
折れ方が良ければ補強なしでも大丈夫な場合がありますが、基本的には補強が必要です。
補修後の強度を確保する方法はいくつかあり、折れた場所や折れ方によってその方法を使い分けます。
通常保証が入る修理の場合、折れた箇所の強度は折れる前より高くなります。
上記写真ではヘッドトップのセル版を外し、トップ側からヘッドの裏ギリギリまで補強材(メイプル)が入っています。 補強材は外から見えることがないため、修理痕はほぼわからない方法です。強度の確保は勿論ですが、仕上がり外観も重要です。 ソニックスでは修理痕をわからなくするために、このような方法を取る事もできます。 コストは多少上がりますが見栄えが非常に良く、ネックが折れた事を忘れさせる仕上がりになります。 折れ方によってはこの方法で治せない場合も有ります。 |
塗装も接合箇所を塗りつぶすのではなく、シースルーによる自然な仕上げをしています。ギターによってはビンテージ風の仕上げも行っています。
また、折れた箇所や折れ方によっては補強をせずに修理する事も可能な場合があります。
補強が入りませんので強度は補強がある場合に比べて低くなりますが、短納期で低価格修理が可能になります。ただし、ネック強度は折れる前と同等(若干下回る)程度となります。
通常演奏には問題の無いネック強度ではありますが、ネック部をぶつけたり、倒したり、落したりした場合は接着面で再度折れる可能性があります。
この点はご納得いただいた上での修理となりますのでご了承下さい。
補強無し修理の場合、塗装をの仕上げをどのようにするかによって変動はありますが、¥16,200程度から可能です。
補強なしのネック折れ修理の納期は10日〜2週間程度となります。
修理方法によって料金がかなり変わりますので、修理例も参考にして下さい。
修理の例1はこちら
修理の例2はこちら
修理の例3はこちら
Flying-Vネック折れ修理(店長のFacebookフォトアルバム)
説明文はほとんどありませんが、連続写真で行程がわかりやすくなっています。
パーツ | |
工賃(税込表示) | 41,040~64,800円位 |