ボクシング見たんだが
まぁ、当然といえば当然の結果だな。
内藤は変則スタイルでボクシングの見栄えは良くないが、あのメチャクチャ強い前王者ポンサクレックを倒してベルトを取った実力者であり、このポンサクに見事なぐらいハデに負け、二度目はボコボコにされ、3回目の挑戦でやっと世界王者になった苦労人だ。
温室育ちで出来レースしかしていない大毅とはあまりにも違いすぎる。
ということで、大毅は12ラウンドすべてで全く自分のボクシングをさせてもらえなかったな。
反則(ボクシングで投げ技はいかんよ)があったとは言うものの、10ポイント差などという判定も珍しい。
大毅はボクシングを甘く見すぎたな、少し反省してくれるといいんだが、試合後にチャンピオンと挨拶を交わすわけでもなく、逃げるようにリング去るあたり、教養の低さというか人としてスポーツマンとして当たり前のことすら出来ないのかと残念に思う。
ボクシングを冒涜するかのような、でたらめな反則は何らかの処罰があってしかるべきだが、まぁ、俺個人としてはまぁいいかと思ってる。
ジダンの頭突きと同じで、プロ選手同士がエキサイトして少々やりすぎてしまうぐらいは大目に見るぞ。
ただ、勝っても負けても試合が終わったら相手にたいして敬意を示すのはスポーツマンとして当たり前。
大毅が内藤に一礼するなりすれば、内藤もこれまでのいざこざはすべて水に流し健闘をたたえたのではないかと思う。
出来ればそう言うシーンが見たかったな。
すべてあのバカ親父が悪いように思うんだが、どうだろうか。
ということで、大毅に関しては一つ提案がある。
それはボクシングではなく、総合格闘技への転向。
今はギリギリまで絞って約50kgなわけだが、もっと筋肉をつけて身体を大きくすれば60kg以上にするのはそれほど難しくないだろう。
そうすれば、あのKIDとそれほど変わらない。
今日見せた投げはもちろん、大毅が好みそうなマウントからのパウンドもやりたい放題だ。
転向するなら早いほうがいい、ボクサーは完成してしまうと下半身の攻撃に弱く、使い物にならなくなる。
今ならまだ間に合うかもしれない。
あのキャラクターはボクシングよりHIRO’Sの方が合っていると思うんだ。