親って、あれだ、亀田のバカオヤジのことなんだが。
一応、大毅は内藤に直接謝罪したようだし、その内容はどうだったか知らんが内藤サイドも遺恨を残すようなコメントはないので、まぁよかったんじゃないか。
内藤サイドが言うように、まったく見込みののないボクサーではないわけで、世界チャンピオンと戦って最終ラウンドに投げ技を出すほどのスタミナだ。
ボクシングを続けるなら、心を入れ替えてがんばってもらいたい。
しかし、あのオヤジだけはなんとも済いがたい。

俺も親なんだが、今回様な不祥事を息子が起こし、その現場でそれを監督するような立場に自分が居たならば、普通に考えてあのようなコメントは無かろう。
選手の勝手な行動に問題があったとしても、指揮官(監督やコーチ、セコンド等な)は責任を取るのが普通。
ましてや、それが実子であるならなおさらで、
「子供の不始末はセコンドである自分の責任、反則の指示は全て自分がしたもので選手である大毅はその指示に従ったまで。全ての責任は自分にある。」
とした上で、その責任を取ってボクシング界から身を引き、今後一切関わらないと言うのがスジでは無かろうか？
それをあのオヤジは、全て息子が勝手にやったことで自分は反則の指示などしていないときたもんだ。
反則があったのは紛れもない事実でこれはもう覆すことはできない。問題なのは、その指示があったかどうかと言うことだと思う。
翌日のコメントでも記者会見の席でも指示はしていないの一点張り、指示をしてないと言うことは大毅が勝手に反則をしただけで、自分は悪くないと言っているのと同じだ。
親として信じがたいコメントである。
自分の息子の将来のことはまったく考えていないのだろうか？
俺は男の生き様を子供に伝えるのが父親の役目の一つであると考えているが、息子に罪をなすりつけるのが、男の生き様か？
弱そうな相手に怖い顔して凄んでみせて、暴言を吐き、息子にもそれを強要し、ボクシングを冒涜する反則指示をしておいて、最後は俺はやってない、全部息子が勝手にやったことだと適当に会見を開くことが、男として正しい行動とはとうてい思えない。
未成年とはいえ、大毅はプロ。
プロである以上、責任がないと言うことはないので、今回の処罰もしかたなかろう。
あのオヤジのような、ダメ人間になってはいかん、反省して立派な大人になることを望むぞ。
なお、今回亀田一家と金平に処罰がくだっているが、この処罰に関してはボクシングの枠組みの中だけのこと。
公共の電波を使い偏重放送を繰り返したTBSにはなんのお咎めもない。
俺はスポーツが大好きなわけで、実際に現場で見たくても見ることができなければTVで見るしかないのだ。
普通の人はだいたいそうだろう。
スポーツ中継というのはバラエティではなく、ドキュメンタリーなのだと言う事を、強く訴えたい。
公平に中立に事実を忠実に伝えるのがドキュメンタリーの基本、世の中全体を見渡せば最も罪が重いのはTBSで間違いなかろう。