三沢の死
14日の試合で三沢が死んでしまった。
バックドロップによる頸椎の損傷が直接の原因のようだが、今のところ医師からは正確な死因は家族以外には伝えられておらず正確なところはわからん。
斉藤彰俊のバックドロップは急角度で落すタイプでデンジャラスバックドロップと評されてはいるが、実際にこの時のバックドロップを見た2ch関係者によると、それほど危険な落ち方でもなかったようだ。わりと浅い角度のバックドロップだったらしい。
受け身には定評のある三沢がバックドロップと言う比較的ポピュラーな技で死亡してしまった事にプロレスラー三沢を二度と見ることができない悲しさ以上にやるせなさというか残念な気持ちだ。
ノアの興業は日本テレビでの放送打ち切りで最近まったくみてなかったわけだが、直接ではないにしろこの事故の本質的な原因は別のところにあったのではないかと思っている。
最近の三沢は肩から胸、腕にかけての筋肉の落ちッぷりもさることながら、腹にいたってはメタボなオッサン以下だったようだ。
元々、もの凄い筋肉質ではないが、それにしてもプロレスのような過酷な仕事ができるような体つきではないというのが2ch関係者の総意であった。
プロレス興業そのものの衰退でスポンサーや放映権料が激減しており、おそらく金策で連日接待漬け、トレーニングどころではなかったのだろう。
ネームバリューがあり、人気も人望もある三沢は精神的にも相当追い込まれていたのではないかと思うが、興業にあたっては三沢出場が絶対条件なのだろうな。
46才…俺とそんなに変わらない年齢である。非常に残念だ。本当に残念でならない。
この事故により、プロレスはさらなる冬の時代を迎えることになるかもしれん。特に斉藤彰俊が心配だ。事故とは言え自分の技が直接的な原因であることは彼に重くのしかかるだろう。
しかしだ、なんとか、なんとかその火を消すことなく正しいプロレス文化を後世に伝えて欲しい。
俺自身も正しいプロレスの楽しみ方をことあるごとに店のスタッフやお客に熱心に伝えるようにしてはいるが、プロレスそのものがおかしな事になってしまっては意味がない。
二度とこの様な悲しい事故が起こらないことを願う。
プロレスラー三沢光晴氏の御冥福を衷心よりお祈り申し上げて、今日はしめさせてもらう。