ゲーリー・ムーア
一定年齢以上のギタリストでゲーリー・ムーアが嫌いだという人は少ないだろう。
というか、嫌いとか言ったらどこがどうイカンのかって事になるし、ゲーリー・ムーアにダメ出しできるような人はまず居ないと思われる。
来日は21年ぶりだそうだ。当然俺もまだ見たことが無く、今回が初めてだ。
場所はZEEP名古屋、去年ディープパープルを見に行った所だな。スタンディングなのがちと厳しいが、箱は良くできていて音は良い。
まず、圧倒的な男女比だ。99%は男、しかも、ほぼおっさんである。若い女性などは皆無と言って良い。
さらにハゲ率が高く、ちと見渡せば頭頂部がテカテカ又は寂しいことになっている人を10人くらいすぐに補足できる。
ゲーリー・ムーア本人が58歳….まぁ、会場はそのようなことになっても不思議はないわな。
俺、ゲーリー・ムーアは好きだけど、特別大好きってわけでもなく、ブルース系の曲は良く知らないのも結構ある。
はじまってしばらくはシンプル系のロックナンバーだったが途中はブルース系が続き、曲調もあまり替わらないので眠くなってしまった。長い…曲も長いがソロも長すぎるぞ、ゲリさ…
大音量ではあるが、上手い人のギターは心地良いのである(^◇^;)
それにしても、この人のギターの音色はすごいな。
密度の高さが尋常ではなく、一音一音がエネルギーの固まりみたいな音だ。
ファイヤーバードもちょこっと使っていたが、やっぱレスポール。
上手いとか下手とかそう言う次元の話ではなく、この音はそう簡単に出せるような音ではないのは間違いなかろう。
今回が21年ぶりって事は、おそらく、もう二度と見ることはできないだろう。貴重な体験であった。