山本昌
いわずと知れた中日、いや日本を代表する技巧派左腕だ。ホークス相手に完封10奪三振、見事である。
このところ、見方の援護や運に見放されて勝てなかったが、さすがはベテラン、焦らずにきっちり調整してきたようだ。スクリューボールは健在だ。
この勝利で通算183勝。今年二桁いけば200勝も十分狙えるだろう。
昌投手はドラフト5位、最初の数年は全然活躍していない。俺の中では偉大な大投手だが全国的には同じ40代の工藤や古田に対して知名度は低いだろう。立浪の2000本の時もそうだった。スポーツニュースでちょろっと放送されるだけだ。ローカルチームのつらいところだな。
でも、その偉大な功績に違いは無い、むしろ常勝チームを渡り歩いて作った記録よりも価値があるだろう。
生え抜きの選手であり、下位に低迷していたときもリーグ優勝したときも共にがんばってきた思いがある。今だって昌投手ががんばっているのだから、自分ががんばれないはずは無いと思っている。
中日の日本一を一度で良いから見てみたいというのと同じくらい、なんとしてでも200勝してもらいたいのだ。